トレーニーには欠かせない食材「鶏むね肉」。
せっかく命をいただくわけですから鶏皮まで無駄なくおいしく食べたいですよね。
しかし、脂質制限中は仕方なく鶏皮を省いて調理することも多いと思います。
取り除いた鶏むね肉の鶏皮どうしてますか?
カリッと焼いて食べるのもいいですが、どうしても少なからず脂質は含まれてしまいます。
そんなこんなで生ごみとして捨てている人が大半なのではないでしょうか?
我々の筋肉を育ててくれている鶏様に申し訳ない、、、
私は鶏皮で美味しい野菜を育てています。
何を言っているかわからないかもしれませんが、「コンポスト」を運用し鶏皮を堆肥にしてトマトなどの野菜を育てています。
今回はその方法をご紹介します。
コンポストとは

まず、コンポストの存在自体を知らない人が多数だと思いますので簡単に説明しますと、生ごみを微生物に分解してもらって「堆肥」を作るものです。
市販されている堆肥よりも高品質な「完熟たい肥」を作ることができます。
コンポストの身近なメリット
- 生ごみで部屋が臭くならない。
- ゴミ出しの回数が劇的に減る
- 美味しい野菜が育つ
これだけでコンポストを行う価値がありますが、さらに環境的メリットがあります。
コンポストの環境的メリット

家から出るごみの半分近くは生ゴミです。
その生ごみには大量の水分が含まれているのでごみ焼却場は膨大な火力を必要とします。
大量の生ごみを燃やすためにゴウゴウと燃料を焚いて二酸化炭素をガンガン排出しながら、莫大な税金を使って毎日どこかで生ゴミをせっせと燃やしているのです。
バカバカしいですよね。
コンポストを行えば家から出る生ごみはほぼゼロになります。
コンポストのデメリット
コンポストはメリットだらけではあるのですが、デメリットも少なからずあります。
恐らく現代人にとってのコンポストの一番のデメリットは虫でしょう。
コンポスト経験が長い私は虫を沸かせることもあまりないのですが、夏場なんかは虫の侵入を許してしまうとカオスになります。
虫が侵入してもリカバリすることができるので記事の後半で紹介しますね。
トレーニーがコンポストを始めるべき理由
鶏皮が堆肥になる

「鶏皮」はコンポストの材料として非常に優秀です。
微生物は脂質のような高エネルギーな物が大好物ですので鶏皮はコンポストの最高の材料になります。
鶏皮ベースで作られた最高の「完熟たい肥」で美味しい野菜を育てて食って自らの血肉にすれば鶏も鳴いて喜びます。コケ―!
他にもトレーニー食材はコンポスト運用に向いているものばかり

他にも「バナナの皮」「コーヒーかす」など、トレーニーがゴミとして捨てているであろうものにコンポストに有効なものがあります。
バナナの皮は分解速度が早いですし、コーヒーかすは炭のように多孔質であるため微生物の住みかになります。
コンポストの作り方
コンポストは種類もパターンもいろいろありますが全部説明しても混乱するとおもいますので、私が安定的に運用しているバケツコンポストの作り方を説明します。
コンポストを運用する上での基礎知識
下記の5つの項目を適切な条件に満たせば堆肥化が進んでいきます。
- 栄養源
- 微生物
- 水分
- 空気
- 温度
上記を踏まえたうえで必要な材料や道具を説明します。
コンポストに必要な道具

- 洗濯ネット(100均でかえるいちばん大きなもの)
- バケツ(洗濯ネットで包めるサイズ)
- スコップ
バケツではなくてダンボールでもいいですが破れたりフニャフニャになったりして面倒です。
バケツの場合は通気性が悪いので頻繁に混ぜる必要がありますが、それを加味してもバケツのほうが運用しやすいです。
コンポストに必要な基材

- ピートモス(ホームセンターで買える)
- 米ぬか(自動精米機で無料で貰える)
基本的にはこれだけコンポストになります。
ピートモスはフワフワして扱いやすいほぼ無菌の土、保水性が高く通気性も良い。
米ぬかは微生物の「栄養源」となります。
「微生物」はどこにでもいるので、あとは「水分」「空気」「温度」の条件を満たせば発酵と分解が進んでいきます。
下記にコンポスト基材として混ぜてもいいものをご紹介します。
他にも基材として使えるもの
- 腐葉土(ピートモスの代用)
- もみ殻燻炭(消臭効果)
- 使用済みプランターの土(土の再生)
腐葉土は「微生物」が豊富で、もみ殻燻炭は微生物の住処になります。
プランターの土は一度使ったら低品質な土になってしまいますが、コンポストにプランターの土を少量混ぜてあげることによって再度高品質な土として復活します。
コンポスト基材の配合
適当でいいです。
ピートモスとも米ぬか1:1くらいにして後は適当に混ぜたいものを混ぜてください。
深く考えなくても発酵は進みます。
コンポストの始め方
混ぜた基材の中に生ごみを全部放り込んでいくだけ。
バケツに生ごみを入れたら、洗濯ネットですべてを覆ってあげてください。
一気に入れすぎると腐敗したりするので空気を読んでそれなりの量を入れてください。
揚げ物に使った廃棄する油なんかを適当に入れてやると一気に微生物が増えて発酵が進みます。
揚げ油の処理に困ってる奥様にも優しいコンポストです。
コンポストに不向きなもの
有機物であれば大抵のものは分解してしまうコンポストですが、分解に苦手なものもあります。
- 太い骨
- アボカドの種(でかい種全般)
- 乾燥した皮(タマネギの皮など)
- 貝殻
上記のものはコンポストに入れないで仕方なく生ごみとして捨ててください。
手羽先の骨くらいなら何とか分解してくれるかもしれません。
コンポストの運用方法
「コンポストを運用する上での基礎知識」で出てきた5つの項目を軸に説明していきましょう。
温度
コンポストを始めて1週間ほど経過して手をかざすとホカホカと暖かくなっていて、温度計で計測すれば50度近くまで上がっているはずです。
夏場は1カ月程度で堆肥化できますし、冬場は2カ月もあれば堆肥化するでしょう。
あまり気温は気にしなくても発酵熱で勝手に適度な温度になってくれると思います。
栄養源
これは生ごみ自体が栄養源となるので定期的に生ごみを入れ続ければ問題ありません。
しかし、野菜などの低カロリーな生ごみだけでは微生物にとって栄養不足になってしまうことがありますので、一定期間経過して発酵の進みが遅くなったら米ぬかや廃棄油を追加してあげましょう。
微生物
微生物は最初からいらっしゃるので特になにもすることはありませんが、もし発酵が進まないのであれば腐葉土などを足してあげるか、廃棄油などをダバダバとぶっかけて微生物を増やしましょう。
水分
水分は多すぎず少なすぎず。
この水加減が一番気を遣うところかもしれませんが、生ごみにはそれなりの水分が含まれているので適度な生ごみの量を適度な感覚で追加してあげれば問題はないはずです。
もし乾燥しているようでしたら適度に水を足してあげてください。
空気
微生物の活動には酸素が必要ですので週に1回は天地を返してあげてください。
毎日かき混ぜる必要はありませんが、かき混ぜるに越したことはないでしょう。
コンポストの熟成

夏場なら1カ月ほどで発酵熱が下がり、分解が進まなくなります。
そうしたら土嚢袋のようなものにうつして熟成段階に入ります。
週に1回ほど全体を湿らせる程度の水を足してあげて、1カ月ほど経過すれば「完熟たい肥」が完成します。
コンポストに虫が発生したら
虫の発生はコンポストやってたら絶対に来るであろう危機です。
危機とは言ってもコンポスト自体に問題は無いのですが気持ち的な問題ですね、、、
冬場に虫が湧くこともそうないと思いますが夏場に1匹でも侵入を許してしまうと恐ろしいことになります。
しかし、もし虫が沸いてもリカバリすることができます。
直射日光で蒸す
夏場なら黒いビニール袋に入れて密封し、アスファルトの上に2~3日放置しておけば虫は死滅にます。
生ゴミ発酵促進剤を入れる
発酵が急速にすすんで60度くらいまで温度があがるので虫を死滅させることができます。
生ごみの分解も進むので一石二鳥です。
苦土石灰で駆逐する
苦土石灰を入れるだけで死滅させることができますがのpHがアルカリ性になるため、土として使用する場合はpHの調整が必要になるかもしれません。
完熟たい肥の使い方

畑があるなら畑にバラまくだけで肥沃な畑になるでしょう。
プランターで使う場合、完熟たい肥は栄養が豊富すぎるため100%の比率で使うと植物が生育できません。
市販の土に3割ほど混ぜて使いましょう。
また、一度プランターで使用した土に混ぜて使うことで栄養を補充することもできます。
鶏皮で作る堆肥で野菜を育てよう

鶏皮堆肥を使って始めてトマト栽培をしたのですが、難易度の高いと言われる大玉トマトもまるまると大きくなりました。
ハバネロを育てたときも、使い切れないほど実ってしまいました。
完熟たい肥は非常に優秀な肥料です。
捨てていた鶏皮を無駄なく使って、美味しい野菜を育ててみませんか?



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